車の保護をするための商品

これまでの記事で、車の塗装面を綺麗に保つためのコーティング剤や、車を綺麗にすることについてご紹介しました。

車の表面やその他の部分を保護するために他にどのような商品があるのでしょうか?

この記事では、ネットショッピングでも手軽に手に入れることができたり、

ご家庭でも施工することのできる商品を中心に、車のパーツに部分的に使用する保護用のアイテムをまとめました。

車の表面を保護しよう

車の塗装表面や部品の表面を保護するためには、コーティングをする方法やフィルムをはる方法が身近です。

コーティング剤

広い面積を占めるボディの塗装表面を保護するのは、ワックスや液体のコーティング剤がよく使われます。

ホイール用のコーティング剤もあります。

ガラスの場合は、場所によって使われている素材が違っていたり、液剤にも撥水性や親水性といった効果の違いもあるので、ガラスの素材や目的に合ったコーティング剤を選びましょう。

ミラー用のコーティング剤も同じように、撥水性や親水性など商品によって効果の違いがあります。

保護フィルム

走行中の飛び石などの傷や日光などによる塗装の劣化から保護をするために、車のボディにフィルムをはるという方法があります。

しかし、こちらの施工は専門業者に依頼する必要があったり、費用もかかります。

車全体にフィルムをはるのではなく、パーツごとにその場所に付きやすい傷から守る保護フィルムが様々あります。

次に、保護用のフィルムが販売されている車のパーツをいくつかまとめました。

ドアエッジ

ドアを開けたときに、うっかり壁や隣の車に当ててしまったときに傷が付くのを、ドアエッジ部分に沿う細長いフィルムをはることで防ぎます。

ドアエッジ用のフィルムは、何色の車に施工しても目立たずに保護できる、透明のものが多く販売されています。

ドアノブ(カップ部分)

ドアノブを握るときに爪が当たるなどで傷が付きやすいドアノブ奥のくぼんだ部分を保護するためのフィルムがあります。

くぼみに合わせてカットされたものが販売されています。

ヘッドライト

飛び石などの傷や紫外線による劣化からヘッドライトを保護するためのフィルムがあります。

フィルムを貼るときには、ヘッドライトの明るさ・色といった基準を守りましょう。

車検に通るかどうか不安があれば、基準を満たしているかテスターで測定をしたり、車検を受ける前に予備検査を受けてみましょう。(予備検査には費用が必要です。)

リアバンパー

リアバンパーは、車の後方のテールランプとトランクの下にある少し張り出した部分です。

トランクを開けて荷物を出し入れする際などに傷が付くこともあります。

傷防止用に、フィルムやステップガードと呼ばれる金属やゴム製のパーツがあります。

フィルムタイプのものは、透明で車を選ばず施工できたり、車に合わせて長さをカットできます。

サイドステップ

側面のステップ部分は、人が乗り降りするときに靴のまま踏み場になるため傷が付きやすいです。

フィルムや金属のステップガードなど種類があります。

写真は純正部品の一例です。(フェラーリ純正カーボン
ドアステップガード)

ドアミラー/サイドミラー/フェンダーミラー

水に対して親水性の効果があるものや、太陽やライトの光の反射を抑える効果があるフィルムが販売されており、水滴や反射でミラーが見えにくくなるのを防ぎます。

親水性の効果や、撥水性・疎水性について詳しく解説をしていますので、以下の記事を参考にしてください。

ガラス(フロントガラス/サイドガラス/リアガラス)

フロントガラス(フロントウィンドウ)

   運転席/助手席のサイドガラス(サイドウィンドウ)

フロントガラス(フロントウィンドウ)のフィルムは、日差しの反射の防止のためや、走行中の飛び石などから保護するために使用します。

もしも衝突してしまった場合に、割れたガラスの破片が飛び散るのを防止することにもなります。

外から車内が通常より見えにくくなることで車上荒らしに車内の荷物を狙われるのを防止したり、割れたガラスが飛散しにくくなる防犯用のフィルムを貼ることで、車内への侵入が困難になり盗難の防止にもつながります。

(注意:フロントガラス、運転席と助手席のサイドガラスは、可視光線透過率が70%以上であることが必要。スモークタイプのフィルムを使用できません。)

また、法律の基準を守る範囲内であることは必須ですが、アクセサリーとして車の印象を変えるためにも使えます。

フロントガラス
サイドガラス

リアガラス(リアウィンドウ)

   後部座席のサイドガラス(サイドウィンドウ)

リアガラス(リアウィンドウ)は曲面であったり熱線があったりするので、フィルムを適切なサイズにカットするところから作業をする必要がある場合を考えると、綺麗に貼るのは難しいかもしれません。

作業に不慣れな方であれば専門業者に依頼するほうが綺麗に仕上がるでしょう。

リアガラスや後方のサイドガラスは、フロントガラスや前方のサイドガラスと違って車内が見えにくくなるスモークカラーのフィルムを施工することができます。

リアガラス

カーナビゲーション画面

カーナビの液晶画面を汚れから保護するためのフィルムがあります。

指で触ったときに指紋が付くことや汚れが気になる場合に役立ちます。

ナビのサイズに合うように切って使用するものや、

ナビ画面にぴったりサイズのフィルムが販売されている機種もあります。

その他の保護用パーツ

コーティング剤について、そしてフィルムという形状で車の様々な個所を保護する商品が販売されている中で、主にネットショップなどでも購入することのできるものをいくつかご紹介しました。

次に、その他の保護用パーツを少しご紹介します。

キーホールカバー

キーレス、スマートキーのため、使っていないキーホールを覆って鍵穴をふさぐものです。

使っていないキーホールに汚れが溜まるのを防ぐためや、盗難防止、イタズラ防止のために使用します。

マグネット式で装着するものや、付属の両面テープを使って貼り付けるもの、シールになっているものなどがあります。

ナンバープレートビス/ボルト

ナンバープレートを車に固定するためのビス/ボトルを錆びにくい素材に取り変えることができます。

錆びにくい素材のものを選ぶことができる他にメリットは、

ネジ穴が通常の形と違う商品は専用のレンチでなければ外せないので、外すのに手間取るビスで固定していることにより、

ナンバープレートの盗難防止にもつながります。

カラフルな色やデザインが施されているビスもありますので、アクセサリーとして車の印象を変えることが手軽に楽しめるアイテムです。

まとめ

車に日常的に付きやすい傷や汚れから保護したり、光の反射などを和らげたりするための商品をいくつかご紹介しました。

綺麗な状態をアクセサリーパーツの簡単な施工で保つことができれば、

毎日の車との時間をより快適に気持ちよく過ごせるのではないでしょうか。

車の保護とアクセサリーとしてのデザイン性を併せ持ったお気に入りのパーツを見つけてみてください。

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