冬のドライブ、雪などによるトラブル!解決策!

冬のドライブで雪などによるトラブルといっても都会に住んでいたり雪の少ない地域に住んでいるとどうしていいのかピンとこないですね…。でもいつ自分がその様な状況に遭遇するかわからないですよ!そんないざという時のために事前に備えておきましょう(^^)

冬のドライブでよく起きる困り事

フロントガラス

冷え込んでフロントガラスが0度以下になると空気中の水分が凍って凍結します。それと冬の季節は外気温が低いので、車内の暖房でフロントガラスがくもりやすくなります。

バッテリーあがり

寒くなるとバッテリー液の温度が下がって化学反応が鈍り十分な放電と充電のパフォーマンスを発揮できなくなります。バッテリーに大きな負担がかかり蓄えられていた電気が大きく減少してしまいます。そうなるとエンジンがかからなくなります。

エンジンオイル

真冬の寒さでエンジンオイルの温度が下がると硬化して流動性がなくなり、エンジンの始動性が悪くなります。バッテリーにも負担がかかり劣化を早めてしまいます。雪道でのスリップの危険性が大きくなってしまいます!

タイヤのパンク、バースト

冬はタイヤのパンクやバーストが多くなる季節です。雪が降って路面の凸凹や、雪に埋もれて見えなくなった障害物等で起こってしまう事が少なくないです。タイヤが劣化してしまったり空気圧の低下も原因になるので気をつけてチェックしましょう。夏までスタッドレスタイヤをはきっぱなしにしないように!タイヤが劣化しますよ!

落輪

雪が積もって路肩の位置が分かりづらく、側溝が見えなくなってしまうことがあります。そのような道で対向車が来て車を寄せた時に側溝に気づかず落ちてしまった、雪道でスリップして落輪してしまうということがあります。

タイヤ、ワイパー、オイルなど交換しておきたい冬のドライブ対策

冬のドライブ、さあ出かけようと思ったときに車が動かなくなってしまったり、お出かけ先の道で立ち往生したり、事故につながってしまうことになりかねません。絶対に事前の冬対策をしましょうね!

スタッドレスタイヤ

雪の多い地域でお住まいなら普通の事だと思いますが、普段雪の少ない地域にお住まいなら気を付けたいですね。スキー場に出掛ける場合は意識できるので準備できますね、でも冬は街中でも朝の路面凍結、急な降雪や積雪がよくあります。スタッドレスタイヤに交換しておきましょう。外したノーマルタイヤは劣化しないように袋に入れてきちんと保管しておいてください。

不凍タイプのウォッシャー液

気温が低いとウォッシャー液が凍って出にくくなったり、フロントガラスで凍結してしまうことがあります。氷点下でも凍らない不凍タイプのウォッシャー液に交換しておくと安心ですね。普段、ウォッシャー液を水で薄めて使用しているのでしたらその水が凍結の原因になってしまいますので冬場は薄めずに使用してくださいね。

メンテナンス時にしたい冬のドライブ対策

冬のドライブをする際の準備やメンテナンス時、そして駐車時にも対策をすることが大切です。

バッテリーやタイヤのチェック

バッテリーはエンジンの始動時、電力を供給するので車に無くてはならないものです。寒さに弱いため早めのチェックを心掛けてください。冬はバッテリーあがりが多いですね、気を付けましょう!              

タイヤは空気圧のチェックをして普段より少し高め(通常より0.1~0.2㎏/㎠高め)に設定しておきましょう。

駐車時に凍結に備えて対策をする

冬場の屋外での駐車時に凍結してドアが開かなくなってしまったりフロントガラスが凍結してしまったり、ワイパーが劣化したり傷んでしまいます。一番いいのはカバーをかぶせることです。(いまどきカバーをかぶせている車、あまり見ないですが…。)ドアの凍結にはドアの縁のゴムの部分にシリコンスプレーをつけることをお勧めします!

あると安心な冬のドライブ対策

急なトラブルが発生した時に備えてタイヤチェーンやスターターなどを用意しておくと安心です。めったに使うことが無いと思うのでいざという時に使えるように使い方を確認しておきましょう!

タイヤチェーン

スタッドレスタイヤでだいたいの冬道は大丈夫かと思いますが、スタッドレスタイヤだけでは対応出来ないほどの積雪、チェーンを着けないと通行出来ない所もありますのでタイヤチェーンは車に積んでおいてください。スプレータイプのチェーンもありますよ!

ブースターケーブルとジャンプスターター

先ほども書きましたが冬のバッテリーあがり、結構多いんです!夏場もおきます!そんな時の為にブースターケーブルは冬場に限らず車に積んでおいてください。バッテリーが上がったらブースターケーブルを使って、他の車の電力をもらいエンジンを始動させます。エンジンがかかる程度の充電で大丈夫です。エンジンがかかれば最寄りのガソリンスタンドまで走りもう一度充電してもらいましょう。最寄りのガソリンスタンドに着くまではエンジンを止めないでください、バッテリーに電力がたまっていない状態なので途中でエンジンを切ってしまうとエンジンをかけられなくなってしまいます!万が一、人通り、車通りがない時間帯や場所で起きてしまった時の為に直接エンジンに働きかけるジャンプスターターがあると安心ですよ。

牽引ロープ

エンジンが止まってしまった場合や雪にはまって動けなくなった時に、他の車に引っ張ってもらうことが出来ます。

スタックヘルパー

雪にはまってタイヤが空回りしてしまった時に、タイヤと雪の間に差し込んではまってしまった所から抜け出す時に使用する板のような物です。

解氷スプレーや霜取りスプレー

フロントガラスが凍結してしまった時にスプレーすると溶かしてくれるのでお手軽でとても便利ですね!これはお勧めです、私も買います!鍵穴やドアの凍結にも使えますよ。

スノーブラシ

フロントガラスやルーフに積もった雪を落とすためのブラシです。車をキズつけない素材のものをお勧めします。

毛布や防寒具、簡易トイレ

今シーズンはよく耳にするなと思うのですが、急な降雪による立ち往生。その他トラブルが起きて抜け出すまでに時間がかかるときに必要だと思います!最近は特にそう思います!

冬のドライブでのトラブル時に注意したい事

フロントガラスの凍結やくもり

凍結

手っ取り早くフロントガラスに熱湯をかけて雪を溶かそうとすると急激な温度差でフロントガラスに亀裂が入る危険があります!!絶対にしないでください。フロントガラスにくっついてしまっている雪を払おうとワイパーを動かすのもやめましょう!ワイパーが故障してしまいます。ワイパーはあげておきましょう。

くもり

車内の温度が高くなり、外との温度差が大きくなると曇ります。エアコンで温度を下げる、外気を入れて外との温度差を少なくしましょう。外気導入は内気循環に比べてエアコンの効きが悪くなるので切り替えるのをお忘れなく…。エアコンのデフロスター機能を使うのもお勧めします。

ホワイトアウト

雪や吹雪などによって視界が真っ白になってしまうことです。ホワイトアウトは一瞬のうちに前が見えなくなってしまうので事故につながってしまいます!遭遇したらできる限り速やかに安全な場所に駐車してください。やむを得ず運転し続けないといけない場合はライトを点灯し、速度を落として安全な場所まで運転してください。

解決策

フロントガラスの凍結やくもり

・解氷スプレーで簡単に溶かすことが出来ます!解氷スプレーは作る事もできますよ!アルコール2に対し水1です。

・エンジンをかけてエアコンをデフロスターにしてください。温風でフロントガラスに積もった雪や氷を溶かしてくれます。

・スノーブラシを使います。薄い霜の場合はスノーブラシのヘラの部分を使って取り除きます。ヘラでフロントガラスを傷つけることもありますので気を付けてくださいね。

・エンジンスターターは遠隔でエンジンをON.OFF出来ます。室内に居ながらあらかじめ車内を暖房で暖めておくことができますし、暖機運転できます。あると便利ですね!

・フロントガラスの撥水剤を塗っておくと水をはじいてくれるだけでなく霜や凍結の対策にもなります。

バッテリーあがり

他の車から電気を一時的に分けてもらエンジンを始動させます。これを<ジャンピングスタート>と言います。ジャンピングスタートするにはブースターケーブルが必要です。車に積んでおいてください。使用する前にケーブルを点検しておいてください。

ガソリン車のバッテリーあがり

電気を供給してくれる車、バッテリーがあがった車を近くに止めてボンネットを開けてエンジンを停止させブースターケーブルをつなげます。赤のケーブルを①あがった車のプラス⇒②供給してくれる車のプラス⇒黒のケーブルを③供給してくれる車のマイナス⇒④あがった車の金属部分(エンジンやフレームです。バッテリーのマイナス端子につないではいけません!)の順番でつないでください。

※ハイブリット車がバッテリーあがりになった場合、ガソリン車に供給してもらう事は出来ます。しかしハイブリット車は供給する方にはなれません。

ハイブリット車のバッテリーあがり

電気を供給してくれる車、バッテリーがあがった車を近くに止める⇒ボンネットの中のエンジンルームのヒューズボックスカバーを外し、補器用バッテリーの応急用接続端子を確認します。応急用端子は赤いカバーです。赤のケーブルを①バッテリーがあがった車(ハイブリット車)のプラス⇒②供給してくれる車(ガソリン車)のプラス⇒黒のケーブルを③供給してくれる車のマイナス⇒④バッテリーがあがった車のボディアース(車のボディやエンジンの塗装されていない金属部分)⇒バッテリーがあがった車のエンジンをかける⇒READYが入ったら成功です⇒READYをつけたままでケーブルをつないだ時の逆の順番で取り外す⇒20分くらいアイドリングする⇒30分から1時間くらい走行させれば次回エンジンをかけた時も問題ないでしょう(^^)出来るだけ長く走るのが効果的ですよ!

エンジンオイルの硬化

今はあまり季節によってエンジンオイルを変える必要はないですが、寒さの厳しい地域ではエンジンオイルは外気温が下がると粘度が増し流動性が失われるため、寒さに強い低粘度のオイルに交換することをお勧めします。オイルの低温時の性能は『W』で表されています。数字が低いほど寒さに強くなり10Wはマイナス20度、5Wはマイナス30度でも粘性を保つことが出来ます。寒さの厳しい地域では10W以下を目安に選べば粘性を維持できますよ。

タイヤのパンク、バースト

最近はスペアタイヤはなくなりました。タイヤがパンクしたら無理に走らせずにロードサービス等を呼んでください。 自分で簡単にパンクの応急処置が出来る修理キットもあります。車に積んでおく事をお勧めします!

落輪

落輪してしまったら自分では無理なのでロードサービスを呼んでください。ハザードランプを点灯してギアをパーキング、サイドブレーキを引く、車から降りて安全な場所に移動してください。発煙筒や非常停止機材(三角表示板)を50m以上後方に設置します。

まとめ

冬のドライブでの雪のトラブル、慣れていないとなかなか準備できませんね…。そしてトラブルに遭遇したらパニックになってしまうかもしれません。意識して用意できれば落ち着いて対処できますね!是非、参考にしてください。