風呂場の鏡が水垢だらけで何も見えない。
だけど水垢をネットで見たクエン酸やお酢で落とす方法を試したら、きれいにならずに困り果ててしまったなんてことはありませんか?
シンクやほかの水回りではきれいにしてくれた掃除道具たちで試したのに、風呂の鏡の水垢は落ちないとなると、その水垢はかなり深刻な状態です。
その時役に立つのは、洗車用品のフロントガラス用水垢落とし!
フロントガラスが走行中に空気中の汚れを受けて見えなくなるほど汚れたりしますが、運転のためには洗車するとき、確実にきれいする必要があります。
そのためフロントガラス用水垢落としはほとんどが水垢に対して強力な効果を持っています。
そんなフロントガラス用水垢落としならば、風呂場の鏡の水垢を落とせると洗車をよく知る人から聞いた筆者は、自身の家のお風呂の鏡へ試してみると見事に落ちました。
この記事ではしつこい鏡の水垢に車のフロントガラス用クリーナーを使ってどう落としたのか、その後のケアについてどうしたらいいのかについて解説していきたいと思います。
大事な注意点もあるので最後まで読めば失敗なくしつこい水垢汚れとおさらばできます。
カーケア用品で水垢を落とす方法
やり方はシンプルで鏡を軽く水で流した後、フロントガラス用のクリーナーで鏡を擦るだけ。
ただ長い時間をかけて擦るのでなかなか落ちない場合はポリッシャーを使ってみましょう。
きれいになった後はカーケア用品の溶剤が鏡に残らないようにしっかり水で洗い流すことを忘れずに。
もしも手作業で行う場合は一時間以上はかかってしまうので休みの日にじっくり行うのがいいでしょう。
使ったもの
今回はこちらのフロントガラス用クリーナー、ドロップポリッシュを使っていきましたが。
研磨剤(セリウム)が入っているフロントガラス用のクリーナーや油膜取りであればホームセンターのものでも同じ効果を発揮します。
手元にカーケア商品がない場合は「フロントガラス、水垢除去、おすすめ」で検索して出てきたものでも問題はないでしょう。
その時は研磨剤(セリウム)が入っているのか、酸性のものでないのかをしっかり確認する必要があります。
どうしてしつこい水垢がカーケア商品で落ちるの?
鏡用の洗剤はクエン酸などでできた酸性がほとんど、その理由は汚れであるアルカリ性のミネラル成分を中和して分解あるいは溶かして落とすため。
その水道水の中にあるミネラルの成分が水分の蒸発により石のようにこびりついた白い物がしつこい水垢の正体になります。
水分が飛んでこびりついたミネラルはカルシウムをはじめとした金属元素なので歯の歯石と同じように削って落とす必要があります。
そのため研磨剤が入っているカーケア商品が効果的となります。
クエン酸はダメだったけど重曹やクレンザーで落ちたという話が出てくるのはそれら自体に研磨効果があるためです。
注意点
カーケア用品の施工後はしっかり洗い流すなど気を付けないと鏡の状態を悪くする場合があります。
しっかり確認して正しいケアをしていきましょう。
寿命がきた鏡はきれいにならない
もしも汚れがなかなか落ちない場合、製造から何年たったか確認してください。
製造から10年以上経過した鏡はまだ汚れていた場合は寿命かもしれません。
もしも住んでいる場所が賃貸の場合はかがみの年数が十年以上たっている可能性が高いがあるので施工を行う時は注意してください。
ちなみに黒いシミはシケと呼ばれる鏡のサビです。これも修復もできないので新しい鏡へ交換しましょう。
セリウム以外の研磨剤で試す場合は注意が必要
今回説明に出てきたセリウム以外の研磨剤では鏡がどうなるのかは筆者は試していないので使用する際は自己責任でお願いいたします。
またコーティング機能があるフロントガラス用クリーナーは同じような効果がある保証はないので、コーティング機能付きではない水垢落としで試すことをおススメします。
酸性のカーケア商品も使わない
中性洗剤でも落ちないタイプの水垢は基本削り落とすものだと考えてください。
溶かすとなるとほとんどは酸性の洗剤となりますが。
車に使われるものはかなり強力なものが多いため使用すると鏡の一部をサビにしたり、鏡の表面を溶かして波打たせて使えなくなってしまう可能性があります。
クエン酸や中性洗剤で落ちない限りは水垢はきれいに削り落とすものであると認識していきましょう。
スプレーで噴射するタイプの車のガラスクリーナーは大体酸性のカーケア商品なので気を付けてください。
【重要】くもり防止のコーティングがある鏡には施工しないでください
すでにくもり加工などのコーティングを施されている鏡は表面を削ってはいけないので研磨剤を使う方法は試すことができません。
施工する前に加工コーティングがないか確認しましょう。
ただし、ホームセンターやカーショップで購入できる自分で手軽に施工できるコーティング剤は古くなった後、大体は剥がれるか、汚れになるので気になるという場合は気にせずに水垢と一緒に削り落としましょう。
最終手段は紙やすり
以上の注意点を守っているのにどうしても落ちない場合は細かな目の紙やすり(サンドペーパー)を使いましょう。
こちらもやり方は簡単、シャワーでしっかり鏡を濡らしながら#2000の紙やすり(サンドペーパー)を気になったところに軽くなでるだけ。
力を入れたり、擦りすぎると反射してくれる鏡の層が必要以上に削れてダメになるので慎重に行ってください。
きれいにした後の鏡は日ごろのケアも大事
しつこい水垢は撤去することも大事ですがなによりその後のケアが一番大切です。
本来、水垢自体できたての頃はぬらしたスポンジで擦るだけでも落ちるのですが、ここまで落ちない水垢は基本ほったらかされて固着した経緯があります。
今後のケアを知らないとまた同じようなことが頻繁に起こって鏡の寿命を大いに縮めてしまうので、これから紹介することをぜひ試してみてください。
【効果的】ゴムヘラやタオルで鏡に水滴を残さない
一番効果的なやり方はお風呂やシャワーが終わった後に窓専用のヘラや乾いたタオルなどで鏡の水を落としたりふき取るだけ。
必ず水滴がつかないまま乾燥した状態で保たせるとしつこい水垢は出てこなくなります。
しかし毎度水を丁寧に落とせるかといわれると非常に難しく、朝にシャワーを浴びる習慣がある人からすると、毎朝いちいち時間をかけて水滴を落とすことを続けなくてはいけません。
正直それはとても大変、そういった方には鏡にコーティングを施すやり方をおススメしたいですがこちらは楽である分、注意点があります。
【気楽な方法】鏡にコーティングは…アリ?
コーティング自体が鏡の寿命が縮ませる可能性がありますが、毎日鏡についた水をふき取るのが大変な人にとってはコーティングを選択した方が無理せずに水垢のトラブルを避けやすくなるのでアリでしょう。
注意点としては施工する際は撥水性のコーティングは避けてください。
水玉のような形になって鏡から落ちていく様子は爽快ですが、その水玉が個別になって鏡の上で残ったまま乾燥したものが水垢になってしまうのでコーティングしたのに意味がない。
どちらにせよヘラとタオルで水を落とす必要があるといった二度手間になってしまいかねません。
入浴時でも水玉が邪魔になって鏡を使いづらくする可能性があります。
必ず、親水性か疎水性のコーティングを使って施工してください。
最後にコーティングは劣化などで効力が落ちたり、少し剥がれたりすると塗りなおすために一度古くなったコーティングを時間をかけてはがさないといけない場合もあります。
できたら少し剥がれても重ね塗りができるコーティング剤を選ぶのも時短の一つかもしれません。
水垢落としは風呂場以外にも使える万能なカーケア用品
今回みたいな水垢に対して非常に強いケミカル商品はキッチン周りや、汚れた板ガラスにも使用できます。
お風呂の鏡の他にも悩ませてくるようなしつこい水垢汚れがあればぜひお試しください!
まとめ
1.鏡についたしつこい水垢汚れは研磨剤(セリウム)の入ったカーケア用品をポリッシャーで水垢がほぼ落ちます。
2.どうしても取れない水垢には最悪、鏡を水で濡らしながら紙やすりで撫でましょう。
3.綺麗にした後は定期的に鏡から水をふき取れば水垢はできにくいが、難しい場合は親水か疎水のコーティングを使って水が鏡に残りにくくする工夫をしましょう。
4.フロントガラスを磨くカーケア商品はほかにも日常に役に立てる場面はたくさんあると思うのでぜひ、いろんなものを家で試してみると掃除が少しでも楽になるかもしれません。